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ハチュウ類(爬虫類)とは|特徴や代表例について解説!【中学 理科】

ハチュウ類の記事のアイキャッチ画像

中学校では、「ハチュウ類(爬虫類)」について学習しますが、その特徴を全て覚えらえていますか?

この記事では、「ハチュウ類とは」「ハチュウ類の例」「ハチュウ類の特徴」などについて解説しています。

それでは早速、「ハチュウ類」について、一緒に学習していきましょう!

1. ハチュウ類(爬虫類)とは

ハチュウ類(爬虫類)」とは、セキツイ動物の分類の1つです。

セキツイ動物には、他にも「魚類」「両性類」「鳥類」「ホニュウ類」の4種類がいます。

ちなみに、セキツイ動物の「セキツイ」は「背骨」という意味で、背骨を持っている動物をセキツイ動物といいます。

セキツイ動物の分類についてもう一度復習しておきたい方は下の記事も合わせて読んでみてください。

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2. ハチュウ類の例

ハチュウ類にはいろいろな動物が属しています。

今回は「トカゲ」「ヘビ」「カメ」「ワニ」「ヤモリ」の5種類について紹介していきます!

① トカゲ

ハチュウ類の例の1つ目は「トカゲ」です。

トカゲはその細長くスタイリッシュな体が特徴です。

ハチュウ類の特徴で体の表面のウロコもとてもかっこいいですね。

トカゲの仲間には「カナヘビ」「イグアナ」「カメレオン」などがいます。

トカゲの写真
二ホントカゲの写真

カナヘビの写真
二ホンカナヘビの写真(Photo by  Toshihiro Gamo(2013)/ Adapted. / CC BY 2.0

イグアナの写真
イグアナの写真

カメレオンの画像
カメレオンの写真

② ヘビ

ハチュウ類の例の2つ目は、「ヘビ」です。

何かと嫌われがちのヘビですが、とてもつぶらな瞳でかわいらしい顔をしていますね。

ヘビの写真
ヘビの写真

③ カメ

ハチュウ類の例の3つ目は「カメ」です。

カメは陸上はもちろん、川や池、海の中など様々な場所で生活しています。

海にいるウミガメもハチュウ類なので、注意してください。

カメの写真
カメの写真

④ ワニ

続いて、ハチュウ類の例の4つ目は「ワニ」です。

ワニも水辺で生活していることが多いですが、ハチュウ類です。

その動物が生活している場所と動物の分類は関係ない場合も多いので気をつけましょう。

ワニの写真
ワニの写真

⑤ ヤモリ

ハチュウ類の例の最後は「ヤモリ」です。

名前が両生類の「イモリ」に似ているので間違えないようにしましょう。

ヤモリは家の中や外壁にくっついているものをよく見かけますね。

ヤモリの写真
ヤモリの写真

ヤモリとイモリの違いをより詳しく知りたい方は下の解説も合わせて読んでみてください!

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3. ハチュウ類の特徴

続いては、ハチュウ類の特徴についてみていきましょう。

ハチュウ類の特徴は次の通りです。

どれもテストによく出るので、できるだけ覚えるようにしましょう!

主な生活場所陸上
体の表面ウロコ
呼吸の方法
仲間のふやし方カラのある卵を産む(卵生)
体温変温動物

それでは、ハチュウ類の特徴を1つずつ詳しくみていきましょう!

① 主な生活場所

ハチュウ類の主な生活場所は、「陸上」です。

ウミガメなどの例外もいますが、ほとんどのハチュウは陸上で生活をしています。

乾燥にも強く、砂漠などの過酷な環境でも生活することができます。

② 体の表面

ハチュウ類の体の表面には「ウロコ」があります。

ハチュウ類の例で紹介した写真をよく見てもらうとわかりますが、どのハチュウ類も体がかたいウロコでおおわれています。

ウロコがあることで乾燥した環境でも生活できたり、敵から身を守ったりすることができます

③ 呼吸の方法

ハチュウ類の呼吸の方法は「肺(はい)」です。

ハチュウ類は、私たちヒトと同じように肺で呼吸をします。

海や川に住んでいるハチュウ類でも肺で呼吸しているので、息継ぎが必要になります。

④ 仲間のふやし方

ハチュウ類の仲間のふやし方は「カラのある卵」を産むことです。

卵を産んで仲間を増やすことを「卵生(らんせい)」といいます。

卵のカラがあることで卵を乾燥から守ることができます。

ハチュウ類の卵のカラは少し弾力があるというのも特徴です。

⑤ 体温

ハチュウ類は周りの環境の温度によって、体温が変わります。

簡単に説明すると、
気温が10℃の環境では、ハチュウ類の体温も10℃になります。
気温が30℃の環境では、ハチュウ類の体温も30℃になります。

このように、周りの環境によって体温が変わる動物を「変温動物」といいます。

ちなみに、周りの環境の温度であまり体温が変化しない動物を「恒温動物」といいます。

4. その他の生物の分類

今回紹介した「ハチュウ類」以外にも生物は色々な分類の方法があります。

たとえば、「動物」や「植物」も生物の分類の1つです。

中学校では、動物や植物の分類について詳しく習うので、この機会に少しだけ復習しておきましょう!

① 動物の分類

動物には、「セキツイ動物」と「無セキツイ動物」の2種類がいます。

セキツイ動物とは、背骨をもつ動物のことです。

セキツイ動物には「魚類」「両生類」「ハチュウ類」「鳥類」「ホニュウ類」がいます。

一方で、無セキツイ動物とは、背骨を持たない動物のことです。

例えば、カブトムシ、ムカデ、タコ、イカなどは無セキツイ動物です。

無セキツイ動物には、「節足動物(せっそくどうぶつ)」「軟体動物(なんたいどうぶつ)」などのさらに細かい分類もあります。

動物の分類

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② 植物の分類

また、もう少し話を広げて植物の分類まで話を広げてみましょう。

植物には種子をつくる「被子植物(ひししょくぶつ)」「裸子植物(らししょくぶつ)」がいます。

また、種子をつくらない植物には「シダ植物」「コケ植物」がいます。

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