中学校で習う「力のはたらき」はバッチリ理解できてますでしょうか?
この記事では、力の3つのはたらき(物体の形を変える、物体の運動の様子を変える、物体を支える)について解説しています。
それでは早速、「力のはたらき」について学習していきましょう!
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0. 「力」の記事 一覧
「力」に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
1. 力のはたらき
力には、大きく分けて次の3つのはたらきがあります。
① 物体の形を変える。
② 物体の運動の様子(向きや速さ)を変える。
③ 物体を支える。
これら3つが中学校で学習する「力のはたらき」です。
それぞれのはたらきについて、詳しくみていきましょう。
① 物体の形を変える
まず1つ目は、「物体の形を変える」についてです。
このはたらきについて、例をあげながら説明していきます!
【例1:輪ゴムをのばす】
このように、輪ゴムを手でのばすと、手から輪ゴムに力が加わり、輪ゴムの形が変化します。
したがって、力のはたらきによって輪ゴム(物体)の形がかわったということができます。
【例2:ゴムボールをにぎる】
このように、ゴムボールを手でにぎると、手からゴムボールに力が加わり、ゴムボールの形が変化します。
したがって、こちらも力のはたらきによって、ゴムボール(物体)の形が変わったということができます。
このように、物体に力が加わることによって、物体はその形を変えます。
これが、1つ目の力のはたらきである「物体の形を変える」です。
② 物体の運動のようすを変える
2つ目は、「物体の運動の様子(向きや速さ)を変える」です。
こちらも例をあげながら説明していきます!!
【例1:ボールをバットで打つ】
まずは、ボールをバットで打った場合について考えてみましょう。
このように、ボールをバットで打つと、バットの力がボールに加わることによって、ボールの運動の向きや速さが変わります。
したがって、力のはたらきによってボール(物体)の運動の様子(向きや速さ)が変わったといえます。
【例2:ボールをキャッチする】
次は、ボールをキャッチした場合について考えてみましょう。
一見、ボールが動いている状態から止まった状態に変化しているため、力は働いていないように見えます。
しかし、ボールをキャッチすると、キャッチした手からボールに力が加わり、ボールの運動の向きや速さが変わります。
したがって、力のはたらきによって、ボール(物体)の運動の様子(向きや速さ)が変わったということができます。
③ 物体を支える
最後の力のはたらきは、「物体を支える」です。
【例:机の上のリンゴ】
今回は、机の上にリンゴがのっている、次のような場合について考えてみましょう。
一見すると、どこにも力は加わっていないように見えます。
しかし、地球上では、常に地球の中心に向かって、「重力」がはたらいています。
また、この重力に反抗するように逆向きの力(垂直抗力)が机からリンゴに加わっています。
したがって、リンゴが机の上で静止しているという状況は、「机がリンゴを支えている」ともいうことができるのです。
そのため、力の3つ目の「物体を支える」も力のはたらきに含まれます。
なお、「重力」や「垂直抗力」のような「力の種類」について、より詳しく学習したい方は下の記事を参考にしてください。
2. まとめ
今回は、「力のはたらき」について解説しました。
力のはたらきや表し方は、これから中学・高校と物理の勉強をしていく中でとても大切になるので、必ずマスターしておきましょう!
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
最後まで、ありがと~!!