物理

フックの法則をわかりやすく解説! 【中学 理科】

中学校では、「フックの法則」について学習しますが、「フックの法則」を説明することはできますか?

この記事では、「フックの法則とは」「フックの法則の例」などについて解説しています。

それでは早速、「フックの法則」について、一緒に学習していきましょう!

【はじめに】自己紹介

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現役の中学校教師
理科教育歴 5年
理科の中でも「生物」が大好き!
サイト運営 2021年7月~
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0. 「力」の記事 一覧

「力」に関係する記事の一覧です!

今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!

【「力」の記事 一覧 】

 ① 力のはたらき   

 ② 力の種類

 ③ 質量と重さの違い

 ④ フックの法則   (←今はここ!)


1. フックの法則とは


フックの法則」とは、「ばねの伸びる長さ」 は 「ばねに加わる力の大きさ」に比例するという法則のことです。


ここでいう「ばね」というのは、下の図のような普通のばねのことです。


日常の生活では、あまり見かけることがないかもしれませんが、物理では「ばね」がよく登場します。


フックの法則」という言葉だけ聞くと、難しそうに聞こえますが、あまり構えすぎず学習していきましょう!

2. フックの法則の例

フックの法則」は、「ばねの伸びる長さ」と「加わる力の大きさ」が比例するということでしたね。


これをふまえて、「フックの法則」の例について説明していきます!



ここに、元々の長さが3cmのばねがあります。


このばねは、1N の力を加えると、2cm 伸び、5cmになります。


次に、このばねに2Nの力を加えると、4cm 伸び、7cmになりました。
また、このばねに3Nの力を加えると、6cm 伸び、9cmになりました。
さらに、このばねに4Nの力を加えると、8cm伸び、11cmになりました。



表をみてみると、「ばねに加えた力」と「ばねの伸びた長さ」が一緒に、2倍・3倍・4倍 と増えていきました。



このような、2倍・3倍・4倍と増えていくような関係を「比例関係」といいます。


では、これまでの内容をふまえて、1つ質問です。


【 質 問 】
このばねに、「5N」の力を加えたとき、ばねは何cm伸び、ばね全体の長さは何cmになるでしょうか。


「ばねの伸びる長さ」と「ばねに加えた力」は、比例関係なので、これまで通り5倍すればよさそうですね。


したがって、答えは「ばねの伸びた長さ」が「10cm」、「ばね全体の長さ」が「13cm」となります。


このように、「ばねに加えた力」と「ばねの伸びた長さ」は、必ず「比例関係」になります。


理科では、このことを「フックの法則」といいます。


3. まとめ

今回は、「フックの法則」について解説しました。

最後に、フックの法則のポイントをおさらいしておきましょう!

今回のポイント

① 「フックの法則」は、「ばねの伸びる長さ」と「ばねに加える力」が比例するという法則のこと。

② 「ばねの伸びる長さ」と「ばねに加える力」は、2倍・3倍・4倍 … と増えていく。

③ ② のような関係を「比例関係」という。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

3. 関連記事 一覧

【「力」の単元の記事 一覧 】

 ① 力のはたらき   

 ② 力の種類

 ③ 質量と重さの違い

 ④ フックの法則   (←今はここ!)


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