中学2年生で習う「電磁誘導」と「誘導電流」の違いは理解できていますか?
この記事では、「電磁誘導とは」「誘導電流とは」「電磁誘導の利用例」などについてわかりやすく解説しています。
それでは早速、「電磁誘導・誘導電流の違い」について、一緒に学習していきましょう!
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1. 電磁誘導とは
電磁誘導とは、「磁界の変化によって電流が流れる現象」のことです。
下のように、コイルと棒磁石があるとします。
この磁石を上下に動かすと、コイルの磁界が変化して電流が流れます。
この現象のことを「電磁誘導」といいます。
2. 誘導電流とは
続いては、「誘導電流」についてです。
誘導電流とは、「電磁誘導によって流れる電流」のことです。
下のようにコイルの近くで磁石を上下すると、電流が流れます。
この時に流れる電流のことを「誘導電流」といいます。
3. 電磁誘導の利用例
電磁誘導は、身近な様々なところで使われています。
今回は、発電機、ICカード、ワイヤレス充電器、セルフレジについて説明していきます!
① 発電機
身近な発電機には、「自転車用ライト」や理科の実験で使う「手回し発電機」、手回しで充電できる「災害用ライト・ラジオ」などがあります。
発電機の中には、コイルと磁石が入っていて、回すことで磁界の変化が起こり、電流が発生します。
② ICカード
ICカードの代表例には、「Suica」「PASMO」などがあります。
ICカードには、「ICチップ」がはいっており、改札などに近づけると、ICチップの中のコイルで電磁誘導が起き、ICチップが起動します。
起動したICチップは、改札の機械と通信して、チャージや決済をします。
③ ワイヤレス充電器
ワイヤレス充電器とは、スマホなどを置くだけで充電できる機械のことです。
充電器と充電する機械の両方にコイルがはいっていて、充電器のコイルの磁界によって、充電する機械のコイルの磁界が変化して充電されます。
④ セルフレジ
「ユニクロ」や「GU」などの一部の店では、「電磁誘導」を利用したセルフレジがあります。
このタイプのセルフレジでは、商品を置くだけで、なんの商品なのかを判別してくれます。
このシステムを「RFID(Radio Frequency IDentification)」といいます。
どんなものか興味がある方は、ユニクロやGUに買い物に行ってみてください(^-^)
4. まとめ
今回は、「電磁誘導・誘導電流の違い」について解説しました!
最後に、今回のポイントを確認しておきましょう!
① 「電磁誘導」とは、「磁界の変化によって、電流が流れる現象」のこと。
② 「誘導電流」とは、「電磁誘導によって流れる電流」のこと。
③ 電磁誘導は『現象』のこと。誘導電流は『電流』のこと。
④ 電磁誘導は、発電機、ICカード、ワイヤレス充電器、セルフレジなどで利用されている。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!