物理

電磁誘導・誘導電流の違いについて解説!【中学 理科】

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中学2年生で習う「電磁誘導」と「誘導電流」の違いは理解できていますか?

この記事では、「電磁誘導とは」「誘導電流とは」「電磁誘導の利用例」などについてわかりやすく解説しています。

それでは早速、「電磁誘導・誘導電流の違い」について、一緒に学習していきましょう!

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サイト運営 2021年7月~
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1. 電磁誘導とは

電磁誘導とは、「磁界の変化によって電流が流れる現象」のことです。

下のように、コイルと棒磁石があるとします。

この磁石を上下に動かすと、コイルの磁界が変化して電流が流れます。

この現象のことを「電磁誘導」といいます。

2. 誘導電流とは

続いては、「誘導電流」についてです。

誘導電流とは、「電磁誘導によって流れる電流」のことです。

下のようにコイルの近くで磁石を上下すると、電流が流れます。

この時に流れる電流のことを「誘導電流」といいます。

3. 電磁誘導の利用例

電磁誘導は、身近な様々なところで使われています。

今回は、発電機、ICカード、ワイヤレス充電器、セルフレジについて説明していきます!

① 発電機

身近な発電機には、「自転車用ライト」や理科の実験で使う「手回し発電機」、手回しで充電できる「災害用ライト・ラジオ」などがあります。

発電機の中には、コイルと磁石が入っていて、回すことで磁界の変化が起こり、電流が発生します。

② ICカード

ICカードの代表例には、「Suica」「PASMO」などがあります。

ICカードには、ICチップ」がはいっており、改札などに近づけると、ICチップの中のコイルで電磁誘導が起き、ICチップが起動します。

起動したICチップは、改札の機械と通信して、チャージや決済をします。

③ ワイヤレス充電器

ワイヤレス充電器とは、スマホなどを置くだけで充電できる機械のことです。

充電器と充電する機械の両方にコイルがはいっていて、充電器のコイルの磁界によって、充電する機械のコイルの磁界が変化して充電されます。

④ セルフレジ

ユニクロ」や「GU」などの一部の店では、「電磁誘導」を利用したセルフレジがあります。

このタイプのセルフレジでは、商品を置くだけで、なんの商品なのかを判別してくれます。

このシステムを「RFID(Radio Frequency IDentification)」といいます。

どんなものか興味がある方は、ユニクロやGUに買い物に行ってみてください(^-^)

4. まとめ

今回は、「電磁誘導・誘導電流の違い」について解説しました!

最後に、今回のポイントを確認しておきましょう!

【今回のポイント】

① 「電磁誘導」とは、「磁界の変化によって、電流が流れる現象」のこと。

② 「誘導電流」とは、「電磁誘導によって流れる電流」のこと。

③ 電磁誘導は『現象』のこと。誘導電流は『電流』のこと。

④ 電磁誘導は、発電機ICカードワイヤレス充電器セルフレジなどで利用されている。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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