中学校では、「消化や吸収」について学習します。
この記事では、「消化管と消化器官」「消化のしくみ」「消化酵素の種類」「吸収のしくみ」などについて解説しています。
それでは早速、消化と吸収について一緒に学習していきましょう!
【はじめに】自己紹介
このサイトは、現役の中学教師である「たつや」が管理・運営しています。
このサイトは、教師である私が「より多くの人に科学の面白さを知ってもらいたい!」「中学生が理科を好きになるようなサイトをつくりたい!」という思いのもと執筆しています。
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現役の中学校教師 理科教育歴 5年 理科の中でも「生物」が大好き! サイト運営 2021年7月~ 座右の銘は「不言実行」 |
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0. 「動物のからだのつくりとはたらき」の記事 一覧
中学2年生の「動物のからだのつくりとはたらき」の単元に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
1. 消化管と消化器官
●消化管
食べ物を消化するための管を「消化管(しょうかかん)」という。
消化管とは、口→食道→胃→小腸→大腸→肛門までの一本の長い管のこと。
●消化器官
体の中にある食べ物を消化するための器官を「消化器官(しょうかきかん)」という。
「胃」「小腸」「大腸」「肝臓」「胆のう」「すい臓」などがある。
●消化液と消化酵素
食べたものを消化するために消化器官から分泌される液体を「消化液(しょうかえき)」。
消化液に含まれる食べ物を分解するための物質を「消化酵素(しょうかこうそ)」という。
2. 消化のしくみ
① 消化液のはたらき
(1)だ液
・口にある「だ液腺」からでる
・だ液は「アミラーゼ」という消化酵素を含む。
・アミラーゼは、「デンプン」を分解するはたらきがある。
(2)胃液(いえき)
・胃からでる。
・「ペプシン」という消化酵素を含む。
・ペプシンは、「タンパク質」を分解するはたらきがある。
(3)胆汁(たんじゅう)
・「肝臓」でつくられ、「胆のう」から分泌される。
・消化酵素を含まないが、脂肪の消化をたすける。
(4)すい液
・「すい臓」からでる。
・「アミラーゼ」「トリプシン」「リパーゼ」などの消化酵素を含む。
・アミラーゼは、「デンプン」を分解する。
・トリプシンは、「タンパク質」を分解する。
・リパーゼは、「脂肪」を分解する。
(5)小腸の内壁からでる消化液
・小腸から分泌される消化液(腸液)にもいろいろな消化酵素が含まれている。
(中学校で詳しくは学習しない)
② 消化による変化
●主な養分の種類
体に必要な養分にはいろいろな種類があるが、「消化」の単元では、「デンプン」「タンパク質」「脂肪(しぼう)」の3種類がよく出る。
●デンプン → → → ブドウ糖
「デンプン」は、だ液やすい液中のアミラーゼ、小腸の消化酵素によって分解され、最終的に「ブドウ糖」になる。
●タンパク質 → → → アミノ酸
「タンパク質」は、胃液に含まれるペプシン、すい液に含まれるトリプシン、小腸の消化酵素に分解され、最終的に「アミノ酸」になる。
●脂肪 → → → 脂肪酸とモノグリセリド
「脂肪」は、胆汁のはたらきによって水に溶けやすくなり、すい液に含まれるリパーゼによって分解され、最終的に「脂肪酸」と「モノグリセリド」となる。
3. 吸収
●小腸の「柔毛」
小腸にある細かいひだのことを「柔毛」という。
柔毛があるおかげで小腸の内側の表面積が大きくなり、効率よく養分を吸収することができる。
●ブドウ糖とアミノ酸の吸収
「毛細血管」に吸収され、肝臓に運ばれる。
その後、体にたくわえられたり、体の必要な部分に運ばれたりする。
●脂肪酸とモノグリセリドの吸収
「リンパ管」に吸収され、脂肪のかたちに戻る。
学校の小テストで実際に出てきた問題がたくさんありました!
とても役に立ちました!(^^)!
これからもテスト勉強・予習・復習などにたっぷり活用させていただきます!!
活用していただきありがとうございます。
これからも役に立つ記事を増やしていけるよう頑張ります(^^)