生物

【中学 理科】呼吸のしくみについて分かりやすく解説!

中学では、「呼吸」について学習します。呼吸とは何か説明できるでしょうか。

この記事では、「呼吸とは」「肺のつくり」「肺呼吸」「細胞呼吸」などについて学習します。

それでは早速、「呼吸」について学習していきましょう!

【はじめに】自己紹介

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現役の中学校教師
理科教育歴 5年
理科の中でも「生物」が大好き!
サイト運営 2021年7月~
座右の銘は「不言実行」

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0. 「動物のからだのつくりとはたらき」の記事 一覧

中学2年生の「動物のからだのつくりとはたらき」の単元に関係する記事の一覧です!

今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!

【「動物のからだのつくりとはたらき」の記事 一覧 】

 ① 消化と吸収

 ② 呼吸のしくみ   (←今はここ!)

 ③ 血液の成分

 ④ 相同器官・相似器官・痕跡器官

1. 呼吸とは

呼吸は、「酸素を消費して有機物からエネルギーを取り出す活動」のことです。

生き物は、食べ物の養分からエネルギーを取り出すために「呼吸」をしています。

※「酸素を吸うため」ではないことに注意!

生き物がどのように呼吸によってエネルギーを得ているのか一緒に勉強していきましょう。

2. 肺のつくり

肺(はい)
胸の部分にある空気の入れ替えを行うための器官。
左右に分かれており、左右の肺は「気管支」でつながっている。

気管(きかん)
口や鼻とつながっている空気が通るための管。

気管支(きかんし)
気管が枝分かれした部分。たくさん枝分かれし、肺胞につながっている。

肺胞(はいほう)
肺の小さな袋のようなつくり。
毛細血管に囲まれており、血液中の気体の交換(酸素や二酸化炭素)を行う。

横隔膜(おうかくまく)
呼吸の時によく使われる筋肉。お腹のみぞおちあたりにある。

3. 肺による呼吸

肺による呼吸(肺呼吸)」は、小学校でも学習した空気を吸って吐く呼吸のことです。

空気を吸ったり吐いたりすることによって、酸素を体の中に取り込み、二酸化炭素を体の外に排出します。

吸った酸素は、肺の肺胞まで運ばれ、毛細血管から血液中に取り込まれます。

その後、酸素は血管を通って全身の細胞に運ばれます。

一方で、全身から運ばれてきた血液中の二酸化炭素は肺胞で取り出され、気管を通って口から排出されます。

4. 細胞による呼吸

細胞による呼吸(細胞呼吸)」は、全身の細胞で行われるエネルギーを取り出すための活動のことです。

全身の細胞では、有機物と酸素を材料に二酸化炭素と水とエネルギーが作られます。

【細胞による呼吸の化学反応式】

有機物(ブドウ糖など) + 酸素 → 二酸化炭素 + 水 + エネルギー



この時に作られたエネルギーは、筋肉を動かしたり、体を健康に保つために使われます。

【豆知識】
・細胞呼吸によって作られるエネルギーをもつ物質を「ATP(アデノシン三リン酸)」という。
・細胞呼吸は、細胞の中にある「ミトコンドリア」というものの中で行われる。
・呼吸は、動物だけでなく、植物もしている。
・主な有機物には、ブドウ糖・タンパク質・脂肪がある。


5. まとめ

今回は、「呼吸のしくみ」について学習しました。

今回のポイントをおさらいしておきましょう。

【呼吸のポイント】

・肺は、空気の入れ替えを行う器官である。

・呼吸には、「肺による呼吸(肺呼吸)」と「細胞による呼吸(細胞呼吸)」がある。

酸素を取り込み、二酸化炭素を排出することを「肺による呼吸(肺呼吸)」という。

全身の細胞で、酸素を使って有機物からエネルギーを取り出すことを「細胞による呼吸(細胞呼吸)」という。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

6. 関連記事 一覧

【「動物のからだのつくりとはたらき」の記事 一覧 】

 ① 消化と吸収

 ② 呼吸のしくみ   (←今はここ!)

 ③ 血液の成分

 ④ 相同器官・相似器官・痕跡器官

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