中学校では、「火山」について学習しますが、「火山噴出物」や「火山の形」について説明することはできますでしょうか。
この記事では、「火山の基礎知識」「火山噴出物」「火山の形とマグマのねばりけ」などについてわかりやすく解説しています。
それでま早速、「火山」について一緒に学習していきましょう!
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0. 「火山」の記事 一覧
「火山」の単元に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
1. 火山の基礎知識
●マグマだまり
地下のマグマがたまっている場所。
マグマだまりからマグマが噴火し積み重なり、「火山」ができる。
●噴火
地下のマグマが、地中の圧力が高まることによって外に出てくること。
●マグマ
地下の高温でどろとろに溶けた岩石のこと。
場所によってねばりけが違う。
●溶岩 ※「マグマ」との違いに注意!
地下の「マグマ」が地表に出てきたもの。岩石がどろどろに溶けたもの。
2. 火山噴出物
火山噴出物には、「火山ガス」「溶岩」「火山灰」「軽石」「火山弾」「火山れき」などがあります。
それぞれの特徴を確認していきましょう!
① 火山ガス
「火山ガス」の主成分は、「水蒸気」です。また、次に多く含まれるのは「二酸化炭素(CO2)」です。
他にも様々な有毒な物質を含んでいることがあるので、火山ガスが出ている時には注意しましょう。
② 溶岩
マグマが地表に流れ出たもの。または、それが固まったもの。
含まれる「二酸化ケイ素(SiO2)」の量によって溶岩のねばりけが決まる。
③ 火山灰
噴火によって出てくる細かい岩石の粒。
2mm未満のものを「火山灰」という。
とがった形をしているため、車やガラスを傷つけたり、吸い込むと肺を痛めることがある。
④ 軽石
軽くてたくさんの穴が空いている白っぽい石のこと。
気体を含むマグマが空中で急速に冷え固まり、中の気体が出てくることで穴ができる。
⑤ 火山弾
噴火したときに、マグマが空中で冷え固まったもの。
直径64mm以上の岩の塊で、最大数km飛ぶこともある。
⑥ 火山れき
噴火時のマグマが空中で冷え固まったもの。
大きさは2mm以上〜64mm未満のものを「火山れき」という。
3. 火山の形
・火山の形は、その火山のマグマのねばりけによって決まります。
・マグマのねばりけによって、噴火のはげしさが変わります。
・火山の岩石の色には、「白っぽい色」や「黒っぽい色」などがあります。
火山の形とマグマのねばりけを表にまとめると、次のようになります。
※スマホの人は、画面を横にしてご覧ください。
火山の形の名前 | ドーム状の火山 (溶岩ドーム) | 円すい形の火山 (成層火山) | 傾斜が緩やかな火山 (楯状火山) |
図 | |||
マグマのねばりけ | 大きい | 中間 | 小さい |
岩石の色 | 白っぽい | 中間 | 黒っぽい |
噴火のはげしさ | はげしい | 中間 | おだやか |
例 | 昭和新山 雲仙普賢岳 有珠山 | 富士山 桜島 浅間山 | マウナロア山(ハワイ) キラウエア山(ハワイ) |
上の表を図でまとめると、次のようになります。
4. まとめ
今回は、「火山」について解説していきました。
火山に関係する基礎知識や火山の形とマグマのねばりけの関係についての理解が深まってくれれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
最後までありがとう〜