地学

風力・風向の書き方と覚え方【中学 理科】

風力と風向のアイキャッチ画像

中学校では、天気の「風力」や「風向」について学習しますが、よく理解できていますか?

この記事では、「風力の書き方・覚え方」「風向の書き方・覚え方」「天気記号の種類」などについて解説しています。

それでは早速、「風力・風向」について一緒に学習していきましょう!

【はじめに】自己紹介

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現役の中学校教師
理科教育歴 5年
理科の中でも「生物」が大好き!
サイト運営 2021年7月~
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1. 【復習】天気記号とは

中学校で学習する主な天気記号には、次の11種類があります。

黄色のラインが引いてある5種類は、特に重要なので、必ず覚えるようにしましょう!

快晴
晴れ
くもり



あられ
ひょう
みぞれ
霧(きり)
天気不明

なお、より詳しく天気記号について学習した方は、『天気記号、雲量』を確認しましょう!

2. 風力の書き方

天気を知る上では、「風の強さ」や「風の向き」がとても大切です。

理科では、風の強さのことを「風力(ふうりょく)」、風の向きのことを「風向(ふうこう)」といいます。

「風力」と「風向」と「天気」は、1つの記号の中で下のように表すことができます。

くもりの風力3の北風の天気の記号

この記号は次のように「丸の中の記号」「羽の数」「記号の向き」に注目してみましょう。

記号が表す3つの意味

上の記号の場合、丸の中の記号は「くもり」、羽の数(風力)は「3」、記号の向きは「北」を表しています。

そのため、この記号がある場所は「くもりで、風力3の北からの風が吹いている」ということが分かります。

天気の記号の基本がわかったところで、「風力」「風向」について勉強していきましょう!

① 風力の表し方

風力(ふうりょく)」とは、「風の強さ」のことです。

風力は、0~12までの13段階で表されます。

風力は、下のように「記号の羽の数」によって表されます。

風力     記号     風力     記号     
07
18
29
310
411
512
6

※注意※
「風力1」のときだけ、書き方が特別で、一番上に線を書くわけではないので、注意するようにしましょう。

風力1の記号の書き方

ちなみに、風力0~12が具体的にどれくらいの風の強さを表しているのかを知りたい人は、「風(気象庁)」を確認してみよう!

② 羽を書く場所の覚え方

カメ吉

羽を書く場所はどこでもいいの?

たつや

カメ吉、いいとこに気がついたね。

実は、羽を書く場所には決まりがあるんだ!
これから詳しく説明していくね!


天気の記号は、下のように、風向きによって、いろいろな方向で書きます。

西


記号を回転させても羽を書く場所が分からなくならないように、「羽は時計の針が進む向きから書く」と覚えておきましょう!

風向の羽を書く位置

3. 風向の書き方

① 方角の種類(16方位)

風向について説明する前に、「方角(ほうがく)」について確認しておきましょう!

風向の方角は、「16方位」で表されます。16方位とは、方角を16の種類で表したものです。

16の方角

この16方位はとても覚えにくいので、覚え方については、下のさわにぃさんの動画を参考にしましょう!

② 風向の表し方

風向(ふうこう)」とは、「風の吹く向き」のことです。

「風向」は次のように、風が吹く向きに記号の「〇」を向けることで表すことができます。

西


風向は、16方位で表すので、他にもいろいろな方向で書くことができます。

北東南東南西北西


北北東南南西東北東西北西




③ 風向の覚え方

カメ吉

風向」がどっちを向いているのかわかりづらいよ~

たつや

そうだよね、、

久々に天気の記号をみると、北向きの風なのか、南向きの風なのかわからなくなる気持ちすごくわかるよ。

たつや

風向を覚える時の2つのポイントがあるから、是非参考にしていってね!

風向を覚える時の2つのポイントは、「風の吹いてくる方角が重要」「記号を矢印にみたてる」です!

ポイント① 風の吹いてくる方角が重要

まず1つ目のポイントは、「風の吹いてくる方角が重要」です。

風を表す言葉には、「北風」や「南風」、「偏西風」といったものがありますが、これらは全て「風がどこから吹いてくるか」を表した言葉です。

つまり、「北風」は「北から吹く冷たい風」、「南風」は「南から吹く暖かい風のこと」、「偏西風」は「西から吹く風」のことです。

天気記号で使う「風向」も同じように、「風がどこから吹いているか」を表しています。

そのため、もし風向が分からなくなってしまったら、「北風はどこから吹いてくるんだっけな」と考えるようにしましょう。

ポイント② 記号を矢印にみたてる

2つ目のポイントは、「記号を矢印にみたてる」です。


天気の記号は、丸い部分が頭でっかちになっているので、丸い部分を矢印の頭の部分に見たててみます

風向の書き方のポイント

すると、風がどちらから吹いてくるかが分かりますね。

4. まとめ

今回は、「風力・風向の書き方と覚え方」について解説していきました。

最後に、今回のポイントをおさらいしておきましょう!

【今回のポイント】

① 「風力」は風の強さ、「風向」は風の向きのこと。

② 風力は、0~12までで「羽の数」で表す。

③ 風向は、「記号の向き」で表す。

④ 風向は、「風がどこから吹いてくるか」を表したもの。

⑤ 風向は、記号を「矢印」にみたてて判断する。


それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

POSTED COMMENT

  1. 簿記が頼みの綱 より:

    最後の画の右下の風向違いますよね?南南西ですよね?

    • たつや より:

      訂正しました。ご指摘ありがとうございました!今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。

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