皆さんは、中学校の理科で習う「脊椎(せきつい)」と「脊髄(せきずい)」の違いを説明できるでしょうか?
この記事では、「脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)の違い」「脊椎とは」「脊髄とは」などについて解説しています。
それでは早速、「脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)の違い」について、一緒に学習していきましょう!
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1. 脊椎と脊髄の違いは?
「脊椎(せきつい)」と「脊髄(せきずい)」には、どちらも「脊(せき)」という漢字が入っています。
「脊(せき)」には、「せなか」という意味があり、脊椎と脊髄はどちらも背中に関係したものだということができます。
まずはこの2つの違いをおさえておきましょう。
「脊椎(せきつい)」は、「背骨」のことです。
背中にあるいくつかの骨がつながった長い骨を「背骨」といいますね。
「脊髄(せきずい)」は、「背骨のなかを通る神経」のことです。
つまり、「脊椎(せきつい)」は「骨」、「脊髄(せきずい)」は神経のことをいます。
2. 脊椎(せきつい)とは
「脊椎(せきつい)」は、「背骨(せぼね)」のことです。
「脊椎(せきつい)」=「背骨(せぼね)」と覚えておきましょう。
脊椎は、頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)、仙椎(せんつい)、尾骨(びこつ)の計26この骨からできています。
上の画像の赤い円でかこまれた部分が「脊椎(せきつい)」です。
動物の分類では、「セキツイ動物」という単語がありますが、これは「背骨のある動物」を示します。
セキツイ動物には、「魚類」「両生類」「ハチュウ類」「鳥類」「ホニュウ類」がいます。
また、背骨を持っていない動物のことを「無セキツイ動物」といいます。
「セキツイ動物」や「無セキツイ動物」について学習したい方はこちらも参考にしてください。
3. 脊髄(せきずい)とは
「脊髄(せきずい)」は、「背骨の中をとおる神経」のことです。
脊髄は、脊椎に保護されているとても大切な神経で、脳などと同じ「中枢神経」です。
上の画像の背骨の中をとおる黄色の部分が「脊髄」です。
4. まとめ
今回は「脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)の違い」について解説しました。
最後に、今回のポイントをおさらいしておきましょう!
・脊椎(せきつい)は「背骨」のことである。
・脊髄(せきずい)は「背骨の中にある神経のこと」である。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!