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鳥類とは|特徴や例について解説!【中学 理科】

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中学校では、「鳥類」について学習しますが、その特徴を全て覚えらえていますか?

この記事では、「鳥類とは」「鳥類の例」「鳥類の特徴」などについて解説しています。

それでは早速、「鳥類」について、一緒に学習していきましょう!

1. 鳥類(ちょうるい)とは

鳥類(ちょうるい)」とは、セキツイ動物の分類の1つです。

一般的に「鳥(とり)」と呼ばれる生き物たちは鳥類に分類されます。

セキツイ動物には、他にも「魚類」「両性類」「ハチュウ類」「ホニュウ類」の4種類がいます。

ちなみに、セキツイ動物の「セキツイ」は「背骨」という意味で、背骨を持っている動物をセキツイ動物といいます。

セキツイ動物の分類についてもう一度復習しておきたい方は下の記事も合わせて読んでみてください。

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2. 鳥類の例

鳥類には、いろいろな生き物が属しています。

今回はその中でも代表的なものと他の分類と間違えやすいものをそれぞれ紹介していきます。

① 代表的な鳥類

まずは代表的な鳥類を紹介していきます。

皆さんの身近なところにもたくさんの鳥類がいるので、よく知っている生物もいるかもしれません。

スズメ、ハト、カラス、インコ、オウム、フクロウ、フラミンゴ、カモ、ツバメ、タカ、ワシ、キジ、ムクドリ、ウグイス、カッコウ、ハシビロコウ

今回紹介した鳥類はほんの一部です。

世界には、10,000種以上の鳥類がいるといわれています。

カラスの写真
UnsplashTyler Quiringが撮影した写真

② 他の分類と間違えやすい鳥類

続いては、他の分類と間違えやすい鳥類を紹介していきます。

鳥類には、空を飛ばず、別の場所で生活しているものもいます。

それは、次のような生物たちです。

(1)ペンギン

ペンギン」は水族館度もよく見られるので、ほとんどの人が知っていると思います。

羽やクチバシ、足の形などに注目すると一目瞭然ですが、ペンギンも鳥類の仲間です。

海に住んでいたり、空を飛べなかったりと鳥類らしからぬ特徴を多くもっていますが、鳥類なので他の分類に間違えないよう注意しましょう。

ペンギンの写真
UnsplashAtlas Kadrówが撮影した写真

(2)ダチョウ

次は、「ダチョウ」です。

ダチョウも空を飛べず、すごいスピードで大地を走りますが、その体の特徴をみてもらえればわかるように鳥類に属しています。

ダチョウの写真
UnsplashMax Murauerが撮影した写真

3. 鳥類の特徴

鳥類の特徴は次の通りです。

主な生活場所陸上
体の表面羽毛(うもう)
呼吸の方法
仲間のふやし方カラのある卵を産む(卵生)
体温恒温動物

表だけではわかりにくい部分もあるかと思いますので、特徴を1つずつ紹介していきたいと思います。

① 主な生活場所

鳥類の主な生活場所は「陸上」です。

空じゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、止まって休んでいたり、眠ったりする時間も多いです。

また、学校の授業でも「陸上」と習うことが多いと思うので、ここでは陸上と書かせてもらいます。

② 体の表面

鳥類の体の表面には「羽毛(うもう)」があります。

羽毛はヒトの毛のような役割があり、次のような働きがあります。

【羽毛のはたらき】
・敵などから体を守る。
・体温の調節をする。

羽毛布団があるように、羽毛は体を守るだけでなく、体温を調節する役割もあります。

③ 呼吸の方法

鳥類の呼吸の方法は「肺(はい)」での呼吸です。

ヒトと同じように、空気を吸ったり吐いたりして、空気中の酸素を肺から体の中に取り込みます。

④ 仲間のふやし方

鳥類の仲間のふやし方は「カラのある卵」を産むことです。

鳥類のように卵を産んで仲間を増やすことを「卵生(らんせい)」といいます。

鳥類の卵は、ニワトリの卵のように硬いカラを持っているため、外からの衝撃や乾燥に強いです。

ちなみに、哺乳類のように子どもをお腹の中で育ててから産むことを「胎生(たいせい)」といいます。

⑤ 体温

最後は鳥類の体温についてです。

鳥類は、ヒトと同じように周りの環境の温度によってあまり体温が変わりません。

簡単に説明すると、
気温が20℃でも、鳥類の体温は37℃です。
気温が30℃でも、鳥類の体温は37℃です。

このように、周りの環境によってあまり体温が変わらない動物を「恒温動物(こうおんどうぶつ)」といいます。

ちなみに、周りの環境によって体温が変化する動物を「変温動物(へんおんどうぶつ)」といいます。

4. その他の生物の分類

今回紹介した「鳥類」以外にも生物は色々な分類の方法があります。

たとえば、「動物」や「植物」も生物の分類の1つです。

中学校では、動物や植物の分類について詳しく習うので、この機会に少しだけ復習しておきましょう!

① 動物の分類

動物には、「セキツイ動物」と「無セキツイ動物」の2種類がいます。

セキツイ動物とは、背骨をもつ動物のことです。

セキツイ動物には「魚類」「両生類」「ハチュウ類」「鳥類」「ホニュウ類」がいます。

一方で、無セキツイ動物とは、背骨を持たない動物のことです。

例えば、カブトムシ、ムカデ、タコ、イカなどは無セキツイ動物です。

無セキツイ動物には、「節足動物(せっそくどうぶつ)」「軟体動物(なんたいどうぶつ)」などのさらに細かい分類もあります。

動物の分類

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② 植物の分類

また、もう少し話を広げて植物の分類まで話を広げてみましょう。

植物には種子をつくる「被子植物(ひししょくぶつ)」「裸子植物(らししょくぶつ)」がいます。

また、種子をつくらない植物には「シダ植物」「コケ植物」がいます。

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