ヒト(人間)の骨は何本あるのか、その正確な数は知っていますか?
この記事では、「ヒトの骨は何本?」「ヒトの骨の数の変化」「くっつく骨の例」などについて解説しています。
それでは早速、「ヒト(人間)の骨の数」について一緒に勉強していきましょう!!
1. ヒトの骨は206本?
ヒトの骨の数は、成人で「206本」といわれることが多いです。
この「206本」という数は正確な数ではないですが、一般的によく聞くことがあると思います。
「ヒトの骨は206本である。」といったのは、イギリスの解剖学者だったヘンリー・グレイという方です。
ヘンリー・グレイさんは、1958年に『人体の解剖学(グレイの解剖学)』という本の中で、ヒトの骨は「206本」であると説明しています。
しかし、現在では、ヒトの骨は206本ではなく「生まれてから死ぬまで減り続けている」といわれています。
また、骨の数え方にもいろいろな方法があり、どのように数えるかによっても骨の数は変わってきます。
2. ヒトの骨の数の変化
じゃあ一体、ヒトの骨は何本なの?
ヒトの骨は、年齢によって
「約300~200本」の間といわれているよ。
ヒトの骨の数の変化について詳しく説明するね!!
人の骨は、生まれる前には、骨のもととなる小さな骨が「800本」ほどあるといわれています。
800本の小さな骨は、だんだんとくっついていき、生まれてくるころには「約300本」ほどになります。
生まれた後も年を重ねるにつれて、少しづつ骨がくっついていき、大人(20代)になるころには「約200本」ほどになります。
骨がくっつく時期は人によっても個人差があるため、同じ年齢でも骨の数は違うので、自分の骨の数を知るにはレントゲンなどで実際に数えてみるしかないようです。
3. くっつく骨の例
続いては、成長につれてくっつく代表的な骨を紹介していきたいと思います!
① 頭蓋骨
「頭蓋骨(ずがいこつ)」の頭の部分は、生まれたころにはまだくっついておらず、赤ちゃんの頭には柔らかい部分(大泉門)があります。
赤ちゃんは、まだ脳が成長している最中なので、骨がくっついてしまうと脳が成長できなくなってしまいます。
そのため、骨と骨の間は1歳半くらいまではあいているといわれています。
② 肩・手足・腰の骨
肩・手足・腰の骨は、成人までに結合し終わり、安定した状態になります。
子どもの骨はやわらかいため、骨折しても完全には折れず、曲がっただけの状態になる「若木骨折」になることもあるようです。
③ 胸骨・肋骨・背骨其のまわりにのびる
胸の中心にある「胸骨(きょうこつ)」、そのまわりに伸びる「肋骨(ろっこつ)」、体の中心をとおる「背骨(せぼね)」もくっついていく骨の1つです。
これらの骨は、成人をこえても結合をつづけます。
また、胸骨は30代になってようやく結合します。
④ 尾てい骨(尾骨)
「尾てい骨」と「尾骨」は、呼び方が違うだけで、同じ骨のことです。
尾てい骨は、上にある「仙骨」という骨にくっつきます。
尾てい骨と仙骨の結合は、長い間にわたって続き、80代になっても結合し続けるようです。
4. まとめ
今回は、「ヒト(人間)の骨の数」について解説しました!
最後に、今回のポイントをまとめておさらいしておきましょう!
① ヒト(人間)の骨の数は、約300本~200本である。
② 生まれたばかりの赤ちゃんには、約300本の骨がある。
③ 成人(20代)では、約200本の骨がある。
④ 「頭蓋骨」「肩・手足・腰」「胸骨・肋骨・背骨」「尾てい骨」などは体が成長するにつれてくっついていく。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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6. 参考サイト
・人間の骨の数は、年齢に関わらず減り続けている – logmi Biz
お亡くなりになられるころには、骨はだいたい何本ぐらいになっていますか?答えることができたら返信お願いします🙏
生まれてから年齢を重ねるごとに少しずつ骨は接合していくため、年を重ねるほど骨の数は減少していきます。190本ほどになるというサイトもあったのでおおよそそのくらいと思っていてもいいかもしれません。明確なお答えができず申し訳ありません。