中学校の理科では、「凝灰岩」について学習しますが、よく理解できていますか?
この記事では「凝灰岩とは」「凝灰岩の利用」「岩石の種類」などをわかりやすく解説しています。
それでは早速「凝灰岩」について一緒に学習していきましょう!
1. 凝灰岩とは
「凝灰岩(ぎょうかいがん)」とは、火山灰などの火山噴出物が固まったものです。
火山噴出物の中でも数mm程度の細かい火山灰が主に堆積してできます。
凝灰岩のように、岩や石が堆積してできる岩石を「堆積岩(たいせきがん)」といいます。
凝灰岩は、噴火が起きた時代を特定するための目印になるため、高校入試でもたびたび出題されます。
また、堆積岩の中で唯一水に運ばれていないため、拡大してみるると角ばった粒でできているという特徴があります。
2. 凝灰岩の利用
※ 「2. 凝灰岩の利用」は、高校入試とは直接関係のない内容ですが、興味のある方は知見を広めるためにも読んでみてください(^^)/※
続いては、凝灰岩がどのようなところで利用されているのかをチェックしていきましょう!
凝灰岩には、「軽い」「やわらかい」「風化しやすい」「濡れても滑りにくい」「隙間が多く、加工しやすい」などの特徴があります。
そのため、「石塀」「石蔵」「温泉の岩風呂」「間知石(けんちいし)」「城の石垣」などに利用されてきました。
3. 岩石の種類
岩石にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて「火成岩」と「堆積岩」の2種類があります。
① 火成岩の種類
「火成岩(かせいがん)」とは、マグマが冷えて固まってできる岩石のことです。
「火山岩」や「深成岩」も火成岩の一種です。
火成岩は、マグマの冷え方や含まれる鉱物の違いで色々な種類に分けられます。
火成岩の種類や覚え方をより詳しく知りたい方は、下の記事も参考にしてください。
② 堆積岩の種類
「堆積岩(たいせきがん)」とは、長い年月をかけて、石や岩、生物の遺がいなどが堆積して固まったもののことです。
今回紹介した「凝灰岩」も堆積岩の一種です。
堆積岩には、「れき岩」「砂岩」「泥岩」「チャート」「凝灰岩」「石灰岩」の6種類があります。
堆積岩についてより詳しく知りたい方は、下の記事と参考にしてください。