中学校では、「回路図の書き方」を学習しますが、間違った書き方はしていませんか?
この記事では、「回路図とは」「回路図の書き方」などについて詳しく解説しています。
それでは早速、「回路図の書き方」について一緒に学習していきましょう!
【はじめに】自己紹介
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1. 回路図とは
「回路図」とは、「回路を記号や直線で表したもの」のことです。
ちなみに、回路図の「回路」とは、電流の通り道のことをいいます。
回路と回路図の違いを図で確認しておきましょう。
回路図かぁ〜、
色々な記号があってめんどくさそう。
たしかに、記号の意味はいくつか覚えなければいけませんが、回路図を使うことでメリットもたくさんあります!
一生使わないと言われればそれまでですが、回路図のメリットも知っておきましょう!
・受験に少し有利になる(中高生のみ)。
・世界中、誰でもその回路を理解できる。
・他の人が回路を再現することができる。
・情報が世界中で共有され、科学技術が進歩する。
共通の書き方や記号を使うことにはこんなメリットがあります。
「数字」や「元素記号」、「アルファベット」などと同じですね!
2. 回路記号の種類
回路図には、色々な記号が出てきます。
中学校で教わる回路図の記号は次のとおりです。
抵抗、電熱線 | 電球 | 電流計 | 電圧計 |
電源 | スイッチ | 分岐点 | |
この7つの記号は、どれも大切なものなので必ず覚えるようにしましょう!
3. 回路図の書き方のルール
① 直線と記号をつかう
回路図は、必ず「直線」と「記号」を使って書きます。
そのため、下のような定規で書いていない線で書かないようにしましょう。
② 角は90°にする
回路図の角は、必ず90°(直角)で書きます。
90°より角度が大きくなったり、小さくならないようにしましょう。
③ 角には記号を書かない
回路図の角には、記号を書かないようにしましょう。
回路図の角に記号を書くと、回路が読みにくくなります。
また、先生によってはテストで×にされてしまうかもしれません。
④ 電流計は直列でつなぐ
「電流計」とは、回路に流れる電流の大きさを測る機械のことです。
回路に流れる電流の大きさを正しく測るためには、電流計を直列につなぐ必要があります。
⑤ 電圧計は並列でつなぐ
「電圧計」は、回路にかかる電圧を測る機器のことです。
電圧を正しく測るためには電圧計を並列に繋ぐ必要があります。
4. 【応用編】回路図の書き方のルール
① 直線の長さは回路と関係ない
回路の直線の長さは特に決まっていません。
そのため、下の3つの回路図は全て同じ回路を表してるといえます。
回路の見やすさによって、回路の直線の長さは調節しましょう。
② 分かれ道の方向は回路と関係ない
分かれ道の方向は回路とは関係ありません。
そのため、下の3つの回路図は全て同じ回路を表しています。
電流の分かれ道と合流地点をみてみると、3つとも「2つの道に分かれる」「同じ場所に合流する」という共通点がありますね。
5. まとめ
今回は、「回路図の書き方」について解説しました!
回路図には、いろいろな決まりがありますが、回路図を自分で書きながら書き方を覚えていくのが一番いいと思います。
暗記するというほどの内容でもないので、この記事をお気に入りやブックマークに登録して、たまに見返すのもおすすめです!
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!