中学校の理科では、「融点(ゆうてん)」について学習しますが、よく理解できていますか?
この記事では「融点とは」「色々な物質の融点」「物質の融点の例」などについて解説しています。
それでは早速「融点」について一緒に学習していきましょう!
1. 融点とは
「融点(ゆうてん)」とは、物質が固体から液体に変化する温度のことです。
例えば、固体である「氷」は液体である「水」に 0℃で変化します。
物質の状態には、「固体」「液体」「気体」の3種類がありますが、固体が液体に変化するときの温度だけ「融点」を使います。
また、融点は物質によって温度が決まっています。
そのため融点が高い物質や融点が低い物質があります。
ここでの「融点が高い」「融点が低い」というのは次のような意味です。
「融点が高い」 → 固体から液体になる温度が高い
「融点が低い」 → 固体から液体になる温度が低い
2. 色々な物質の融点
続いては、色々な物質の融点について学習していきましょう。
ここでは、代表的な物質の融点の例について紹介していきます。
調べるサイトによって、融点に誤差はあると思いますが、大体の数値を知ってもらえれば大丈夫です!
水 | 0℃ | 鉄 | 1,538℃ |
エタノール | -114℃ | 銅 | 1,085℃ |
窒素 | -210℃ | 水銀 | -39℃ |
酸素 | -218℃ | ヘリウム | -272℃ |
食塩 | 801℃ | タングステン | 3,422℃ |
ちなみに、すべての元素の中で最も融点が低い物質は「ヘリウム」で-272℃、すべての元素の中で最も融点が高い物質は「タングステン」で3,422℃です。
物質ごとに、融点が全然違うことがよくわかりますね。
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