化学

質量パーセント濃度とは【中学 理科】

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中学校の理科では「溶解度」という単語・用語について習いますが、よく理解できていますか?

この記事では、「溶解度とは」「溶解度曲線とは」などについてわかりやすく解説しています。

それでは早速、「溶解度」について一緒に学習していきましょう!

1. 質量パーセント濃度とは

質量パーセント濃度」とは、溶液に溶けている溶質の割合のことです。


もう少し簡単にいうと、質量パーセント濃度とは、液体の中にどれくらいの物質が溶けているのかを表した数字のことです。


例えば、「食塩水」という溶液には「食塩」という物質が含まれています。


食塩水にも濃さがあり、食塩が1%のもの、5%のもの、10%のものなど様々です。


この「〇〇%」のことを「質量パーセント濃度」といいます。


ちなみに、溶液に溶けているものを「溶質(ようしつ)」、溶質を溶かしているもの「溶媒(ようばい)」といいます。

溶液と溶質と溶媒の関係

2. 質量パーセント濃度の公式

質量パーセント濃度は、溶液に溶けている溶質の割合のことでした。


そのため、「溶質の質量」を「溶液の質量」で割り、100倍することで求めることができます。


したがって、質量パーセント濃度の公式は次のようになります。

質量パーセント濃度の公式

質量パーセント濃度の単位は「%(パーセント)」です。


溶質と溶液の質量の単位は同じものを使っていれば「mg」「g」「kg」などなんでも大丈夫です。

3. 質量パーセント濃度の求め方

最後に、質量パーセント濃度の簡単な練習問題をといてみましょう。

【問題1】
水100gに食塩20gを溶かたところ、食塩は全て溶けて食塩水120gができました。この食塩水の質量パーセント濃度[%]を求めなさい。


質量パーセント濃度の公式は、「溶質の質量[g]÷溶液の質量[g]×100」なので


20 ÷ 120 × 100 = 16.7[%]


したがって、この食塩水の質量パーセント濃度は「16.7%」となります。

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