中学校では、「震度」と「マグニチュード」について学習しますが、その違いを説明することはできますか?
この解説では、「震度とマグニチュードの違い」「震度とは」「マグニチュードとは」などについてわかりやすく解説しています。
それでは早速、「震度とマグニチュード」の違いについて一緒に学習していきましょう!
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0. 「地震」の記事 一覧
「地震」の単元に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
① 震度とマグニチュードの違い (←今はここ!)
(Coming soon !!)
1. 震度とマグニチュードの違い
震度とマグニチュードはどちらも地震に関係する数値ですが、その意味合いは違ってきます。
まずは、「マグニチュード」と「震度」の意味についておさらいしましょう。
● 震度 … その場所のゆれの大きさを示す値。
● マグニチュード … 地震そのものの規模を表す数値。
例えば、下の図のようにM(マグニチュード)が7.0の地震について考えてみましょう。
この時、震源から近い場所では震度が大きくなりますが、遠い場所では震度は小さくなります。
2. 震度とは
「震度(しんど)」は、その場所のゆれの大きさを表す値です。
震度は、平成8年4月以降は、各地の計測震度計で計測されています。
ニュースで日本地図にたくさんの数字が並んでいる下のような図は各地の震度を表したものです。
また、震度は、「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10段階で表されます。
気象庁がだしている震度とゆれの状況は下のようになっています。
3. マグニチュードとは
「マグニチュード」は地震そのものの規模を表す数値です。
地震が発生した時、その地震がもっているエネルギーの大きさを示します。
マグニチュードは、震度と違い、地震一回の地震で1つの数値しか出ません。
これまでに起きた大きな地震のマグニチュードの値は下のとおりです。
地震発生日 | 地震の名称 | マグニチュード |
1923年9月1日 | 関東大震災 | 7.9 |
1995年1月17日 | 阪神・淡路大震災 | 7.3 |
2007年7月16日 | 新潟中越沖地震 | 6.8 |
2011年3月11日 | 東日本大震災 | 9.0 |
2016年4月14〜16日 | 熊本地震 | 7.3 |
2018年9月18日 | 北海道胆振東部地震 | 6.7 |
マグニチュードは、5~7が「中型地震」、7以上が「大型地震」、8~が「巨大地震」なので、東日本大震災は「巨大地震」ということになります。
また、マグニチュードは1違うと、地震のエネルギーが32倍になります。
そのため、M 6.0 の地震とM 7.0 では、エネルギーが32倍違い、M 6.0 の地震とM 8.0の地震では、約1000倍違うということになります。
4. まとめ
今回は「震度とマグニチュードの違い」について学習しました。
最後に、今回のポイントをおさらいしておきましょう!
・「マグニチュード(M)」は地震そのものの規模を表す。
・マグニチュードは、1回の地震につき、1つの数値しか出ない。
・「震度」は、その場所のゆれの大きさを表す。
・震度は、場所によって違うため、1度の地震で、たくさんの値が出る。
最後まで読んでくれて、ありがと~
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