1. 有機物とは
有機物(ゆうきぶつ)とは、「炭素を含む物質のこと」です。
有機物は別名「有機化合物(ゆうきかごうぶつ)」とも呼ばれますが、中学校では「有機物」と呼ぶことが多いです。
有機物は、加熱すると「二酸化炭素」と「水」が発生します。
有機物ではない物質を「無機物(むきぶつ)」といいます。
2. 有機物の例
有機物には様々な種類があります。
今回は、身近な有機物について紹介していきたいと思います。
① 身の回りにあるもの
日常生活でもいろいろな所に有機物があります。
生き物が原料や材料になっているもののほとんどは有機物です。
砂糖、グラニュー糖、小麦粉、片栗粉、コーンスターチ、紙、木、プラスチック、野菜、肉、、魚、米、醤油、酢、酒、洋服の繊維 など
② 体でつくられるもの
有機物は体のなかでもたくさん使われています。私たちの体をつくっているものの多くは有機物です。
炭水化物、タンパク質、アミノ酸、脂肪 など
③ 実験でつかうもの
理科の実験では、いろいろな有機物を使っています。どこかで聞いたことがあるものも多いのではないでしょうか。
デンプン、エタノール、メタノール、酢酸、メタン、エタン、プロパン など
3. 有機物に含まれない物質
有機物は、「炭素を含む物質」のことですが、炭素を含んでいても有機物ではない物質があります。
それは、単純な構造の炭素を含む物質です。
一酸化炭素、二酸化炭素、炭酸カルシウム など
4. まとめ
今回は、「有機物とは」について紹介しました!
有機物は身の回りにたくさんあるので、何が有機物なのか時々確認しましょう。
また、有機物と無機物の区別は、高校入試だけでなく、高校の化学の基礎にもなるので必ず理解しておきましょう!
より詳しく「有機物・無機物」について学習したい方はこちらの記事も参考にしてください。
すごいぜ