中学校では、「力の書き方・表し方」について学習しますが、よく理解できていますでしょうか?
この記事では、「力の書き方」「力の表し方」「力の大きさ(ニュートン)」などについて解説しています。
それでは早速、「力の書き方・表し方」について一緒に学習していきましょう!
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1. 力の書き方・表し方
理科では、力は「矢印」で表します。
力を矢印で表すときには、「力の3要素」を矢印で書く必要があります。
「力の3要素」とは、次の3つのことです。
・作用点(力のはたらく点)
・力の向き
・力の大きさ
この「力の3要素」は、図の中では次のように表します。
・作用点(力のはたらく点) → 矢印の最初の点で表す
・力の向き → 矢印の向きで表す
・力の大きさ → 矢印の長さで表す
したがって、力は「矢印」で、次のように表すことができます。
2. 力の大きさ
① 力の大きさの単位
力の大きさは、「ニュートン」という単位を使って表します。
「ニュートン」を表す記号は「N」です。必ず大文字で書きます。
1Nとは、「地球上で100gの物体にはたらく重力の大きさとほぼ同じ大きさの力の大きさ」のことです。
② ニュートン(N)の使い方
力の単位「ニュートン(N)」は、次のように使います。
【例1:物体を押して動かしたとき】
まずは、物体を人が5Nの力で押して動かしたときについて、考えていきましょう。
ただし、1Nは1cmの長さで表すとします。
このように、「作用点(矢印の始点)」「力の向き(矢印の向き)」「力の大きさ(矢印の長さ)」を1つの矢印で表します。
また、物体を押して動かしたときには、押した向きと逆向きに「摩擦力」がかかるため、正しくは下のようになります。
【例2:リンゴを机に置いたとき】
次は、300gのリンゴを机の上に置いた場合について、考えてみましょう。
この時、リンゴには「重力(地球が物体を引く力)」がかかっています。
リンゴは、300gなので、この時にかかる重力の大きさは「3N」です。
また、リンゴは机に支えられているので、リンゴには「机がリンゴを押す力(垂直抗力)」が加わっています。
「机がリンゴを押す力(垂直抗力)」の大きさも重力と同じ「3N」となります。
3. まとめ
今回は、「力の書き方・表し方」について解説しました。
力の書き方は、世界共通で決まっているので、しっかりと覚えておきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これで、力の書き方は完璧だね~!