中学校で学習する「細胞のつくり」についてよく理解できていますか?
この記事では、「細胞とは」「動物の細胞のつくり」「植物の細胞のつくり」などについて解説しています。
それでは早速、「細胞のつくり」について一緒に学習していきましょう!
【はじめに】自己紹介
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現役の中学校教師 理科教育歴 5年 理科の中でも「生物」が大好き! サイト運営 2021年7月~ 座右の銘は「不言実行」 |
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0. 「生物と細胞」の記事 一覧
中学2年生の「生物と細胞」の単元に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
① 細胞のつくり (←今はここ!)
1. 細胞とは
生物のからだをつくる小さな部屋のようなもの。細胞は生物のからだをつくる最小単位である。
つまり、地球上に存在するすべての生物のからだは「細胞」でできています。
ヒトの細胞は、約37兆個もあるといわれています。
赤血球の細胞 | コケ植物の細胞 |
2. 細胞のつくり
【動物と植物で共通するもの】
核、細胞膜、細胞質、細胞質基質、ミトコンドリア、ゴルジ体
【植物にしかないもの】
葉緑体、細胞壁、液胞
動物と植物では、生活の方法が違うので、細胞の中身にも違いがあります。
3. 細胞のつくりの説明
① 動物と植物で共通するもの
共通するものには、核、細胞膜、細胞質、ミトコンドリア、ゴルジ体があります。
太字の3つは、必ず覚えるようにしましょう。
【 核(かく) 】
核の中には、「染色体」や「遺伝子」があります。
核は、「酢酸オルセイン」や「酢酸カーミン」で赤色に染まります。
実験で使う試薬について詳しく知りたい人は下の記事を参考にしてください。
【 細胞膜(さいぼうまく) 】
細胞をおおう膜のこと。
細胞に必要なものを取り込んだり、不要なものを排出するはたらきがある。
【 細胞質(さいぼうしつ) 】
細胞膜の中の核以外の部分。
ミトコンドリアやゴルジ体、植物の場合は、葉緑体や液胞も細胞質の一部である。
【 ミトコンドリア 】
「細胞による呼吸」を行うところ。
血液から運ばれてきた酸素を使い、からだで使うエネルギーをつくる。
【 ゴルジ体 】
細胞でつくられるタンパク質の調節にかかわる。
② 植物にしかないもの
植物には、「葉緑体」「細胞壁」「液胞」の3つがあります。どれも大切なので必ず覚えましょう!
【 葉緑体(ようりょくたい) 】
日光を受けて、光合成をおこなう場所。
緑色で粒のような形をしている。
【 細胞壁(さいぼうへき) 】
植物の細胞の一番外側をおおっている。
植物のからだを支える役割がある。動物の骨の代わりになる。
【 液胞(えきほう) 】
水をためたり、不要物をためておく場所。
古い細胞ほど液胞が大きくなり、それによって細胞自体の大きさも大きくなる。
③ その他
上に書いてあるもの以外はないの?
他にもいろいろな細胞のつくりがあります。
高校生でより詳しく習いますが、他にもリボソーム、小胞体(しょうほうたい)、リソソーム、核小体(かくしょうたい)などいろいろな細胞のつくりがあります。
4. 関連記事 一覧
① 細胞のつくり (←今はここ!)
参考になりました。ありがとう。私は、小学生ですが、生物が好きで、中学ののほうにもう進んでいます。自学などで、参考になりました。
にゃんこさん。サイトを見ていただきありがとうございます!
中学校になるとより詳しく生物のこともより詳しく学習するので、興味を広げる意味でも今のうちから少しずつ見てみるといいかもしれませんね!
にゃんこさんが中学生になってからも使ってもらえるようより良いサイト作りに励みます!