中学校の理科では、「無セキツイ動物(無脊椎動物)」について学習しますが、よく理解できていますか?
この記事では「無セキツイ動物とは」「無セキツイ動物の分類」「生物の分類」などをわかりやすく解説しています。
それでは早速、「無セキツイ動物」について一緒に学習していきましょう!
1. 無セキツイ動物とは
無セキツイ動物とは、背骨をもたない動物のことです。
無セキツイ動物の「セキツイ(脊椎)」とは「背骨」という意味です。
無セキツイ動物には、カブトムシ、セミ、アリ、エビ、カニ、イカ、タコなどがいます。
どの動物もヒトと同じような骨はもっていません。
2. 無セキツイ動物の分類
無セキツイ動物には、たくさんの動物がいるため、多くの分類があります。
しかし、中学校で学習するのは「節足動物(せっそくどうぶつ)」と「軟体動物(なんたいどうぶつ)」です。
この2つの分類は必ず覚えるようにしましょう。
節足動物や軟体動物は下のような動物がいます。
無セキツイ動物の種類 | 代表例 |
---|---|
節足動物 | エビ、カニ、カブトムシ、ハチ、ムカデ |
軟体動物 | イカ、タコ、アサリ、カタツムリ |
その他 | ヒトデ、ナマコ、イソギンチャク、ミミズ |
節足動物は、「外骨格(がいこっかく)」というかたい殻でからだを覆っています。
また、軟体動物は、「外とう膜(がいとうまく)」という膜がからだを覆っています。
3. 生物の分類
今回学習した「無セキツイ動物」以外にも生物にはたくさんの分類があります。
中学校で学習する「動物」「植物」の分類について簡単に復習しておきましょう!
① 動物の分類
動物には大きくわけて「セキツイ動物」と「無セキツイ動物」の2つの分類があります。
無セキツイ動物には、「節足動物」や「軟体動物」などがいましたね。
セキツイ動物には、「魚類」「両生類」「ハチュウ類」「鳥類」「ホニュウ類」の5つの分類があります。
より詳しく「セキツイ動物」や「無セキツイ動物」について知りたい方は下の記事を参考にしてください!
② 植物の分類
植物にも分類があります。
詳しく説明すると長くなってしまうので、今回は下の図の重要な用語だけを紹介したいと思います。
- 種子植物
種子をつくる植物。 - 被子植物(ひししょくぶつ)
胚珠が子房に包まれている。きれいな花を咲かせるものが多い。
例)サクラ、アサガオ、ツツジなど - 裸子植物(らししょくぶつ)
胚珠がむき出しになっている。
例)マツ、イチョウ、ソテツなど - シダ植物
種子ではなく胞子でふえる。維管束を持ち、根・茎・葉の区別がある。
例)イヌワラビ、スギナ、ゼンマイなど - コケ植物
種子でなく胞子でふえる。維管束はなく、根・茎・葉の区別もない。
例)ゼニゴケ、スギゴケ