化学

定比例の法則をわかりやすく解説! 【中学 理科】

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中学校の理科では「定比例の法則」について学びますが、どのような法則か説明できますか?

この記事では、「定比例の法則とは」「銅と酸素の反応の割合」「マグネシウムと酸素の反応の割合」などについて学習します。

それでは早速、「定比例の法則」について一緒に学習していきましょう!

1. 定比例の法則とは

定比例の法則」とは、化学反応の時、反応する物質の割合は一定であるという法則です。

化学反応では、物質は決まった割合でしか反応しません。

中学校の理科では、「銅と酸素の反応」「マグネシウムと酸素の反応」の2つがよく出題されるので、今回はこの2つについてわかりやすく解説していきます!

【定比例の法則の豆知識】
・1799年にフランスの科学者「ジョセフ・ルイ・プルースト」が発表した。
・ドルトンの原子論の提唱の根拠の1つとなった。
・近年は「定比例の法則」から「一定組成の法則」への変更が提案されている。

2. 銅と酸素の反応

銅(Cu)」と「酸素(O₂)」が反応すると、「酸化銅(CuO)」ができます。

銅と酸素の反応の化学反応式は次のとおりです。

2Cu + O₂ = 2CuO
( 銅 + 酸素 = 酸化銅 )

この反応が起こる時、「銅の質量」と「反応する酸素の質量」、そして「できる酸化銅の質量」の割合は次のように決まっています。

銅 : 酸素 : 酸化銅 = 4 : 1 : 5

つまり、銅4gの場合、4gの銅と反応する酸素の質量は1g、できる酸化銅は5gとなります。

3. 銅と酸素の反応【練習問題】

銅と酸素の反応では先ほど紹介した「銅:酸素:酸化銅=4:1:5」を使って求めることができます。

ここでは、簡単な練習問題を実際にときながら解説していきます。

【問題1】

銅1.2 gが酸素と完全に反応して酸化銅ができるとき、次の問題に答えなさい。

① 銅1.2 gと反応する酸素は何gか答えなさい。

② 銅1.2 gが完全に酸素と反応してできる酸化銅は何gか答えなさい。

【問題1 ①の解答】

銅1.2 gと反応する酸素の質量を x gとして、次の計算で求めることができます。

銅:酸素=4:1より1.2 gの銅と反応する酸素の質量 x gは

1.2:x = 4:1

したがって、比の内側2つと外側2つをかけて

4x = 1.2

x = 0.3

よって、銅1.2 gと反応する酸素の質量は「0.3 g」である。

【問題1 ②の解答】

銅1.2gが反応してできる酸化銅の量を y gとして、次の計算で求めることができます。

銅:酸素=4:5より1.2 gの銅とできる酸化銅の質量 y gは

1.2:y = 4:5

したがって、比の内側2つと外側2つをかけて

4x = 6.0

x = 1.5

よって、銅1.2gと酸素が完全に反応してできる酸化銅の質量は「1.5 g」である。

4. マグネシウムと酸素の反応

続いては、「マグネシウム(Mg)」と「酸素(O₂)」の反応についてです。

まずは、マグネシウムと酸素の化学反応式をおさえておきましょう。

マグネシウム(Mg)」が「酸素(O₂)」と反応すると「酸化マグネシウム(MgO)」ができます。

2Mg + O₂ = 2MgO
( 銅 + 酸素 = 酸化マグネシウム )

この反応が起こるとき、マグネシウムも酸素と反応する割合が決まっています。

この反応の「マグネシウムの質量」と「反応する酸素の質量」、そして「できる酸化マグネシウムの質量」は次の割合になります。

マグネシウム:酸素:酸化マグネシウム = 3:2:5

つまり、マグネシウム3gと反応する酸素の質量は2g。そのときにできる酸化マグネシウムの量は5gとなります。

5. マグネシウムと酸素の反応【練習問題】

マグネシウムと酸素の反応の練習問題も見てみましょう。

【問題2】

マグネシウム3.6 gが酸素と完全に反応して酸化マグネシウムができるとき、次の問題に答えなさい。

① マグネシウム3.6 gと反応する酸素は何gか答えなさい。

② マグネシウム3.6 gが完全に酸素と反応してできる酸化マグネシウムは何gか答えなさい。

【問題2 ①の解答】

マグネシウム3.6 gと反応する酸素の質量を x gとして、次の計算で求めることができます。

マグネシウム:酸素=3:2より3.6 gの銅と反応する酸素の質量 x gは

3.6:x = 3:2

したがって、比の内側2つと外側2つをかけて

3x = 7.2

x = 2.4

よって、マグネシウム3.6 gと反応する酸素の質量は「2.4 g」である。

【問題2 ②の解答】

マグネシウム3.6 gと酸素が完全に反応したときの酸化マグネシウムの質量を y gとして、次の計算で求めることができます。

マグネシウム:酸素=3:2より3.6 gの銅と反応する酸素の質量 y gは

3.6:y = 3:5

したがって、比の内側2つと外側2つをかけて

3x = 18.0

x = 6.0

よって、マグネシウム3.6 gと反応する酸素の質量は「6.0 g」である。

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