【はじめに】自己紹介
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現役の中学校教師 理科教育歴 5年 理科の中でも「生物」が大好き! サイト運営 2021年7月~ 座右の銘は「不言実行」 |
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0. 「植物の分類」の記事 一覧
「植物の分類」の単元に関係する記事の一覧です!
今、学習している内容がどこにあたるか確認しておきましょう!
1. 種子植物の分類
種子植物には、「被子植物(ひししょくぶつ)」と「裸子植物(らししょくぶつ)」の2種類がいます。
被子植物 … 胚珠が子房に包まれた植物。美しい花を咲かせ、果実を作る。
被子植物の例:アブラナ、エンドウ、アサガオ、チューリップ、ツツジ
裸子植物 … 胚珠がむき出しになった植物。
裸子植物の例:マツ、スギ、イチョウ
2. 被子植物のつくり
めしべ … 花粉がつくことで「受粉」し、果実や種子をつくります。
おしべ … 「やく」にたくさんの花粉をつくります。
花弁 … 「はなびら」の部分。
がく … 花を保護する役割がある。
① めしべ
めしべには、「柱頭」「胚珠」「子房」があります。
柱頭 … 花粉がつくことで「受粉」する。
受粉後は、花粉管がめしべの中を通り、胚珠まで届くことで「受精」する。
胚珠 … 受粉すると、成熟して「種子」になる。めしべの下の子房の中の部分。
子房 … 受粉すると、成熟して「果実」になる。めしべの下にある少し膨らんだ部分。
② おしべ
おしべの先端には、「やく(葯)」と呼ばれる花粉がたくさんついた部分があります。
やくには、「花粉のう(花粉嚢)」という花粉が入ったふくろがあります。
③ 花弁
花弁は、花びらの部分です。
鳥や昆虫に気が付いてもらえるように、鮮やかで美しい色をしています。
鳥や昆虫は、花のみつを目当てに花を探します。植物は鳥などにみつを与える代わりに、花粉を鳥などの体につけ、効率よく受粉することができます。
④ がく
がくは花弁全体をを支えて保護したり、下から茎をのぼってくる害虫が花まで到達しないように妨害する役割があります。
⑤ 離弁花と合弁花
被子植物の花のつくりには、「離弁花(りべんか)」と「合弁花(ごうべんか)」があります。
花弁の1枚1枚が離れている花を「離弁花」、花弁がくっついている花を「合弁花」といいます。
離弁花の例:アブラナ、サクラ、エンドウなど
合弁花の例:タンポポ、ツツジ、アサガオなど
3. 裸子植物のつくり
裸子植物には、「雄花」と「雌花」があります。
どちらの花も「りん片」がたくさん集まってできています。
雄花のりん片には「胚珠」が2つ。雌花のりん片には「花粉のう」が2つついています。
4. 関連する知識(豆知識)
① 動物媒花と風媒花
植物は花粉を他の花まで運ぶためにいろいろな方法をとります。
動物媒花(どうぶつばいか) … 動物(鳥や昆虫)にみつを与えるかわりに、花粉を運んでもらいます。
風媒花(ふうばいか) … 風の力で花粉を飛ばし、他の花まで花粉を飛ばします。
② 昆虫の花の見え方
昆虫のなかには、ヒトには見えない紫外線が見えるものがおり、ヒトには一色に見えても昆虫にとっては鮮やかな色をしていたりします。
また、花の奥のみつの部分だけ色が違い、みつの場所を昆虫に教えるやくわりがある花もあります。