中学校の理科では、「溶質(ようしつ)」について学習しますが、よく理解できていますか?
この記事では「溶質とは」「溶質の例」などをわかりやすく解説しています。
それでは早速「溶質」について一緒に学習していきましょう!
1. 溶質とは
「溶質(ようしつ)」とは、溶液の中に溶けている物質のことです。
「食塩水」を例にあげて考えてみましょう。
「食塩水」のように他の物質が溶けた液体を「溶液」といいます。
溶液である「食塩水」には、溶質である「食塩」と溶媒である「水」が含まれています。
このように、溶液は「溶質」と「溶媒」という2つの要素によって成り立っています。
2. 溶質の例
次は、身近な溶質についてみていきましょう。
中学校でもたくさんの種類の溶液を使うので、聞いたことがあるものが多いと思います。
溶液 | 溶質 (溶けている物質) | 溶媒 (溶かしている物質) |
食塩水 (塩化ナトリウム水溶液) | 食塩 (塩化ナトリウム) | 水 |
炭酸水 | 二酸化炭素 | 水 |
石灰水 (水酸化カルシウム水溶液) | 水酸化カルシウム | 水 |
アンモニア水 | アンモニア | 水 |
ヨウ素液 | ヨウ素、ヨウ化カリウム | 水 |
BTB溶液 | ブロモチモールブルー | 水、エタノール |
フェノールフタレイン 溶液 | フェノールフタレイン | 水、エタノール |
実験でよく使う「石灰水」や「BTB溶液」に何が含まれているかご存じでしたか?
このように、身近な溶液の中にも実は様々な物質が含まれています。