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イモリ・ヤモリは何類?違いは? | セキツイ動物の分類

「イモリ」と「ヤモリ 」。この1文字違いのまぎらわしい生き物に一体何人の中高生が悩まされたのでしょうか。

この記事では、そんな中高生のために、「イモリ・ヤモリの分類」「イモリ・ヤモリの覚え方」「イモリ・ヤモリの生態」などについて解説していきます。

それでは早速、「イモリ・ヤモリの分類」について一緒に勉強していきましょう!

1. イモリ・ヤモリの分類

① イモリ・ヤモリは何類?


結論からいうと、イモリは「両生類」、ヤモリは「ハチュウ類」です。

イモリはカエルサンショウウオの仲間ヤモリはトカゲワニヘビカメレオンなどの仲間ということができそうですね。


姿、形がよく似ているイモリとヤモリですが、体のつくりや生態を比較してみると、別のグループであることがよくわかります。


イモリとヤモリの特徴を一覧で確認しておきましょう!!


イモリヤモリ
分類両生類ハチュウ類
ウロコなしあり
カラなしカラあり
子どものとき
の呼吸
エラ呼吸肺呼吸
生息地水辺、水中陸上
同じ分類の
動物
カエル、サンショウウオトカゲ、ヘビ、ワニ、カメレオン


このように、イモリとヤモリには多くの違いがあります。

イモリは、カエルと同じように子どものころは水中でエラ呼吸で過ごし、成体になると肺呼吸と皮ふ呼吸を行ないます。


乾燥にはあまり強くないため、水中や水辺に生息する種が多いです。


ヤモリ(ハチュウ類)はウロコや殻のある卵をもっているため、イモリ(両生類)に比べて乾燥に強く、陸上でも生息することができます。

2. イモリとヤモリの覚え方

イモリとヤモリの分類のおすすめの覚え方は、「漢字で覚えること」です。


イモリは「井守」、ヤモリは「家守とかきます。


「イモリ(井守)」は「井戸を守る」から、水辺や水中にいることが多い両生類をイメージして覚えましょう。


一方で、「ヤモリ(家守)」は「家を守る」から、陸上や屋内にいて、乾燥に強いハチュウ類をイメージして覚えると良いと思います。

3. イモリ・ヤモリの生態

① イモリの生態

イモリは、ヨーロッパ、北アフリカ、アジア、北アメリカ、および中央アメリカの一部など世界各地に生息しており、地上で生活するものもいれば水中にいるものもいます。


餌は、オタマジャクシやミミズ、小さな昆虫などで、動物食です。


日本には、「アカハライモリ」「シリケンイモリ」「イボイモリ」などが生息しています。


中でも、特に有名なのが「アカハライモリ」です。ペットとしても人気があり、400〜700円ほどで購入することができます。


また、イモリはフグと同じ「テトロドトキシン」という猛毒を持っていますが、微量なためそこまで危険はありません。

しかし、手で直接触った後は手を洗うといいでしょう。

アカハライモリ
Photo by  Σ64(2018)/Adapted. / CC BY 3.0

シリケンイモリ

② ヤモリの生態

ヤモリは、東南アジアをはじめとするアジア各地に広く分布しています。


森林や砂漠など様々な環境に生息し、民家に生息する種類もいます。


エサは主に昆虫、小型のハチュウ類、小型ホニュウ類などで、動物食の動物ですが、花の蜜や果実を食べる種もいます。


日本には、「ニホンヤモリ」「ミナミヤモリ」「オンナダケヤモリ」「タワヤモリ」「タシロヤモリ」「ホオグロヤモリ」「キノボリヤモリ」「クロイワトカゲモドキ」「マダラトカゲモドキ」などが生息しています。


名前が「~ヤモリ」というものだけでなく、「~トカゲモドキ」というものもいますね。


中でも有名なのは、「ニホンヤモリ」で秋田より南の本州、四国、九州、対馬に生息しています。一度は見たことのある人も多いのではないでしょうか。

ニホンヤモリ
Photo by  おむこさん志望(2007)/Adapted. /CC BY-SA 3.0 / Orignal


また、ペットとして有名な「ヒョウモントカゲモドキ」や「トッケイヤモリ」もヤモリの一種です。

ヒョウモントカゲモドキ

トッケイヤモリ

4. その他の間違えやすいセキツイ動物

シャチ以外にも下の動物のように一見分類が難しいと感じる動物はたくさんいます。

イモリ、ヤモリ、タツノオトシゴ、エイ、サメ、クジラ、イルカ、ウミガメ、ペンギン、カモノハシ、アザラシ、コウモリ、ダチョウ

これらの動物は分類見た目やその特徴をよく知らないと分類することが難しいため、分類がわからないものがあれば、確認しておきましょう。

   セキツイ動物の分類   間違えやすい動物
魚類タツノオトシゴ、エイ、サメ
両生類イモリ
ハチュウ類ヤモリ、ウミガメ
鳥類ペンギン、ダチョウ
ホニュウ類クジラ、イルカ、シャチ、カモノハシ、アザラシ、コウモリ



また、これらの動物の分類についてより詳しく学びたい方は、下の記事も参考にしてみてください!

セキツイ動物の分類で間違えやすい動物を解説!【中学 理科】 中学1年生ではセキツイ動物の分類について学習しますが、100%理解した!という人は少ないのではないでしょうか?この記事では、イモリ、ヤ...

5. まとめ

今回は、イモリとヤモリの分類について解説をしていきました!


一見同じような姿、形をしていますが、体のつくりや生態を確認してみると、それぞれの特徴がよくわかりますね。


最後に、もう一度一覧表を確認しておきましょう!


イモリヤモリ
分類両生類ハチュウ類
ウロコなしあり
カラなしカラあり
子どものとき
の呼吸
エラ呼吸肺呼吸
生息地水辺、水中陸上
同じ分類の
動物
カエル、サンショウウオトカゲ、ヘビ、ワニ、カメレオン



最後までご精読ありがとうございました。