水族館でよくみるタツノオトシゴですが、どんな動物なのか知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、「タツノオトシゴの分類」「タツノオトシゴの特徴」などについて解説しています。
それでは早速、タツノオトシゴが何類なのか詳しくみていきましょう!
1. タツノオトシゴとは?
タツノオトシゴは別名「ウミウマ(海馬)」「カイバ(海馬)」「ウマノコ(馬の子)」ともよばれます。
熱帯や温帯の浅い海に生息する動物です。世界各地に、50種類ほどが生息しています。
岩礁、藻場、サンゴ礁などに生息しており、魚の卵や動物プランクトンなどを食べています。
2. タツノオトシゴの分類
① タツノオトシゴは何類?
結論から言うと、タツノオトシゴは「魚類」です。
タツノオトシゴは「動物界、脊索動物亜門、硬骨魚綱、ヨウジウオ科、タツノオトシゴ属」に属しています。
魚類は、大きく分けると、「硬骨魚類(こうこつぎょるい)」と「軟骨魚類(なんこつぎょるい)」の2種類に分けられます。
「硬骨魚類」には、「イワシ」「タイ」「マグロ」などが属しており、タツノオトシゴもこの硬骨魚類に属しています。
一方、「軟骨魚類」には、「サメ」や「エイ」などが属しています。
また、タツノオトシゴに近い魚類には「ヨウジウオ」という魚類がいます。
次は、ヨウジウオについて説明していきます!
② タツノオトシゴはヨウジウオの仲間!
「硬骨魚類」の中にも様々な魚が属しており、タツノオトシゴはその中の「ヨウジウオ科」に属しています。
ヨウジウオ科には、タツノオトシゴ以外に「ヨウジウオ」という魚も属しています。
ヨウジウオはそこまで知名度が高い魚ではありませんが、下のイラストのようにタツノオトシゴを引き伸ばしたような形をしています。
ヨウジウオは、体長約30cmほどになる魚で、その細長い体型をいかして海藻にまぎれるようにして身を隠します。
気になる方は、「ヨウジウオ」で画像検索してみてください!
どことなくタツノオトシゴに似ていますよね。この魚を見るとタツノオトシゴも魚類であることに納得がいくのではないでしょうか。
③ タツノオトシゴの「魚類」の特徴
タツノオトシゴは魚類の特徴もしっかりと受け継いでいます。ポイントをまとめて確認しておきましょう。
① 体がウロコが変化した甲板に覆われている。
② 首の近くにエラにつながる穴がある。
③ 大きな背ビレと小さな胸ビレがある。
ウロコ、エラ呼吸、ヒレはどれもほとんどの魚類に共通した特徴ですね!
タツノオトシゴの体のつくりについては下の画像も参考にしてください。
3. 分類を間違えやすいその他の動物
タツノオトシゴ以外にも下の動物のように一見分類が難しいと感じる動物はたくさんいます。
イモリ、ヤモリ、エイ、サメ、クジラ、イルカ、シャチ、ウミガメ、ペンギン、カモノハシ、アザラシ、コウモリ、ダチョウ
これらの動物は分類見た目やその特徴をよく知らないと分類することが難しいため、分類がわからないものがあれば、確認しておきましょう。
セキツイ動物の分類 | 間違えやすい動物 |
魚類 | タツノオトシゴ、エイ、サメ |
両生類 | イモリ |
ハチュウ類 | ヤモリ、ウミガメ |
鳥類 | ペンギン、ダチョウ |
ホニュウ類 | クジラ、イルカ、シャチ、カモノハシ、アザラシ、コウモリ |
また、これらの動物の分類についてより詳しく学びたい方は、下の記事も参考にしてみてください!
4. まとめ
今回は、「タツノオトシゴの分類」についてご紹介しました。
タツノオトシゴは「硬骨魚類」の「ヨウジウオ科」の「タツノオトシゴ属」に属する動物でした!
タツノオトシゴの魚類の特徴としては、「ウロコが変化した甲板」「エラ呼吸」「胸と背中のヒレ」などがありました。
私が思うに、タツノオトシゴは奇妙な見た目をしていますが、優雅に泳いでいる姿や海藻などに巻きついている姿は愛らしく、風変わりだからこその魅力があると思います。
最後までご精読ありがとうございました!