Excelには、様々な関数がありますが、「SUMIFS(サムイフス)関数」の使い方は完璧でしょうか?
この記事では、「SUMIFS関数とは」「SUMIFS関数の書式」「SUMIFS関数の使い方」などについて解説しています。
それでは早速、「SUMIFS関数」について、一緒に勉強していきましょう!
1. SUMIFS 関数の基本情報
① SUMIFS 関数とは?
「SUMIFS関数」は、複数の条件を検索し、条件に合った数値のみを合計(足し算)する関数です。
例えば下の表で、「東京都にある支店」(条件1)の「リンゴ」(条件2)の売上額を合計したい場合などに使うことができます。
② SUMIFS関数の書式
=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2,…)
・合計対象範囲 : 合計する数値の範囲のこと
・条件範囲 : 条件を検索する範囲のこと
・条件 : 検索する条件のこと
2. SUMIFS 関数の使い方
先ほど例に挙げた「東京都」(条件1)にある支店の「リンゴ」(条件2)の売上額を合計したい場合にどのようにセルを選択すればよいか説明します!
前提として、検索したい条件の「東京都」と「リンゴ」は事前にG3,H3のセルに入力しておきます。また、東京都のリンゴの総売上額をI3に入力するとします。
東京のリンゴの総売上額を求めるのがI3のセルなので、I3のセルに関数を入力していきます。
まず、「合計対象範囲」はそれぞれの売上額が入力されているE2:E18のセルになります。
また、条件の1つ目が所在地が「東京都」であることなので、条件範囲1(条件を検索する範囲)は表の所在地の範囲(B2:B18)、条件1は検索をしたい都道府県が入力してあるG3です。
同様に、条件の2つ目は商品名が「リンゴ」であることなので、条件範囲2(条件を検索する範囲)は表の商品名の範囲(D2:D18)、条件2は検索をしたい商品名が入力してあるH3となります。
=SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2)
ここまで入力出来たら、あとはEnterを押せば、東京都のリンゴの総売上額が算出されます。
3. SUMIFS 関数に関連する関数
① SUM 関数
選択した範囲の数値を合計(足し算)することができる関数。
② SUMIF 関数
SUMIFS関数とできることはほとんど同じですが、条件を1つだけ設定することができます。