生物基礎

体細胞分裂のG1期・S期・G2・M期の由来【高校 生物基礎】

体細胞分裂の記事のアイキャッチ画像

高校の生物基礎・生物では、「体細胞分裂」について学びますが、時期の名称は覚えられていますか?

この記事では、「体細胞分裂の流れ」「G1期・S期・G2期・M期の由来」などについて学習します。

それでは早速、「体細胞分裂のG1期・S期・G2・M期の由来」について一緒に学習していきましょう!

1. 体細胞分裂の流れ

まずは、体細胞分裂の流れを確認しておきましょう。

体細胞分裂は次の4つの時期を経ることで行われます。

それぞれの時期に行われていることは以下の通りです。

G1期(合成準備期)
 DNAを合成する準備を行なう時期。

S期(DNA合成期)
 DNAを合成して2倍に増やす時期。

G2期(分裂準備期)
 細胞分裂の準備を行なう時期。

M期(分裂期)
 細胞分裂を行なう時期。前期・中期・後期・終期に分けられる。

また、分裂しているとき(M期)以外の時期のG1期・S期・G2期をまとめて「間期(かんき)」といいます。

体細胞分裂の間期の説明

2. G1期・S期・G2期・M期の由来

続いては、G1期・S期・G2期・M期の由来について説明していきます。

それぞれの時期に関連した英単語の頭文字をとったものです。

GSM期の由来の説明画像

このように、G1期(合成準備期),G2期(分裂準備期)の「G」は「Gap(間隙、すき間)」の意味。

S期(DNA合成期)の「S」は、「Sythesis(合成)」の意味。

M期(分裂期)の「M」は、「Mitosis(有糸分裂)」の意味があります。
ちなみに、有糸分裂(ゆうしぶんれつ)は細胞分裂と同じ意味です。

アルファベットの頭文字の由来を知ることで、記憶にしっかりと定着させ、それぞれの時期が何期なのかを覚えていきましょう!