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【Excel】比較演算子の一覧 | 条件の範囲を決める演算子について解説!

Excelには、「比較演算子」と呼ばれる「>」「<」「=」などの記号があります。

この記事では、「比較演算子とは」「比較演算子の一覧」「比較演算子の使い方」などについて学習しています。

それでは早速、「比較演算子」について、一緒に勉強していきましょう!

1. 比較演算子とは?

比較演算子」は、IF関数などで条件設定するときに使う「>」「<」「=」のことです。


この3種類の記号を組み合わせることで、いろいろな条件を設定することができます。


2. 比較演算子の一覧

比較演算子の種類は全6種類です。比較演算子を1つだけしか使わないものや2つの比較演算子を組み合わせて使うものがあります。

比較演算子意味使用例使用例の説明
=等しいA1=B1A1はB1と等しい
>より大きいA1>B1A1はB1より大きい
<より小さい A1<B1 A1はB1より小さい
>=以上 A1>=B1 A1はB1以上
<=以下 A1<=B1 A1はB1以下
<>等しくない A1<>B1 A1はB1と等しくない

この6種類の中で区別しづらいのが「>(より大きい)」と「>=(以上)」の2種類だと思います。


この2種類の違いについて説明します。


「A1>10」では、「A1は10より大きい」となり、このA1は「11~∞」のことを表します。


「A1>=10」では、「A1は10以上」となり、このA1は「10~∞」のことを表します。


したがって「A1>10」の場合は、A1の範囲に10を含めず、「A1>=10」の場合は10も含めるということになります。


3. 比較演算子の使い方

比較演算子は、IF関数やSUMIF関数、COUNTIF関数などで条件を設定するときによく使います

例1 IF関数でテストの合否を〇×で表す

テストの結果、「70点以上の人を合格、その他を不合格にする」とします。合格の人のセルには「〇」、不合格の人のセルには「×」を返す関数を設定してみましょう。



IF関数の書式は「=IF(論理式,真の場合,偽の場合)」です。


論理式が成立するときには「真の場合」を返し、論理式が成立しない場合には「偽の場合」を返します。

得点D3のセルに「=IF(C3>=70,”〇”,”×”)」と入力することで、C列の得点が70以上の時「〇」、それ以外であった場合「×」を返します。


例2 COUNTIF関数で70点以上の人の人数を数える

COUNTIF関数の書式は「=COUNTIF(範囲,検索条件)」です。

下の表で、70点以上の人の人数をカウントするためには「=COUNTIF(C3:C11,”>=70″)」という関数を設定します。


検索条件に比較演算子を使用するときには「”(ダブルクォーテーション)」をつけます。


COUNTIF関数の詳しい使い方はこちらのサイトをご参照ください。