Excelには、様々な関数がありますが、「COUNTIF関数」の使い方は完璧でしょうか?
この記事では、「COUNTIF関数とは」「COUNTIF関数の書式」「COUNTIF関数の使い方」などについて解説しています。
それでは早速、「COUNTIF関数」について、一緒に勉強していきましょう!
目次
1. COUNTIF関数の基本知識
① COUNTIF関数とは?
「COUNTIF関数」は、条件に合ったデータの個数を数えるための関数です。
例えば、あるテストの結果から70点以上の人の人数を数える場合や性別のデータから「男」だけの人数を求めるような場合に使用します。
かなり汎用性の高い関数なので、この機会に是非使い方をマスターしていってください!
② COUNTIF関数の書式
=COUNTIF(範囲,検索条件)
- 「範囲」…データを数える対象の範囲のことです。
- 「検索条件」…セルを検索する条件のことです。数値や文字列をここにいれます。
2. COUNTIF関数の使い方
それでは、COUNTIF関数を使って下のあるテスト結果の一覧表から、70点以上の人の人数を求めてみましょう。
今回はE3のセルに70点以上の人数の数値を入力するとします。
「=COUNTIF(範囲,検索条件)」の「範囲」には、得点のデータの範囲(C3:C11)を入力します。
「検索範囲」には、70以上を演算子を使って「>=70」と入力します。
これで70点以上のデータを数えることができます。今回は4人なので「4」という数値が求められました。
【注意】COUNTIF関数の注意点
- 「検索条件」に文字列を入力するときには、「”」で文字列を囲む必要があります。「70以上」の時は「”>=70”」と入力する必要があります。
- 検索条件に「*」「?」「~」のワイルドカードを使用することができます。
- 「検索条件」に「<」「>」「=」などの比較演算子を使うことができます。
- 「検索条件」は1つだけ設定することができます。2つ以上の条件を設定したいときはCOUNTIFS関数を使います。
3. COUNTIF関数に関連した関数
① COUNT関数 / COUNTA関数
COUNT関数は「文字列」「論理値」「空白のセル」以外のデータの個数を数えます。一方、COUNTA関数は「空白のセル」以外のデータの個数を数えます。
② COUNTBLANK関数
空白のセルの個数を数えることのできる関数です。
③ COUNTIFS関数
複数の条件に合ったデータの個数を求める関数です。条件は127コまで設定することができます。